「魔法を使えるようになった途端に
妖精ではなくなるのよミュー・・」
「・・妖精でなくなったらどうなるんだいトレモロ?」
「魔法使いのまま生きる者もいれば、
せっかく覚えた魔法を捨てて生きる者もいるし・・色々よ・・
でもみんな、妖精には二度と戻れないの・・
パンタロンさんも以前は妖精だったのかもしれない・・
アタシは何だかそんな気がするの・・」
「パンタロンさんが妖精だったって・・?」
「もしそうだったとしたら妹もパンタロンさんを知ってるかもしれない・・
ミューがアタシに秘密を話したことを
パンタロンさんが怒るなら、その時はアタシも一緒に謝りに行くよ・・
それが言いたかったからアタシも秘密にしてる妹のことをミューに話したの・・」